海外ジャーナルクラブ
1年前
Pitreらは、 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSA) 患者の日中の過度の眠気 (EDS) に対する覚醒促進剤の相対的有効性と安全性をネットワークメタ解析で検討。 その結果、 solriamfetol、 armodafinil-modafinil、 pitolisantは、 OSA患者の日中の眠気を軽減し、 特にsolriamfetolが優れていることが示唆された。 本研究はAnn Intern Med誌において発表された。
やはり長期アウトカムの結果が気になります。 なかなか4週間後のアウトカムで効果や安全性を判断して良いかどうか難しいところです。
EDSは、 OSA患者によく見られるが、 薬剤の相対的な有効性は不明である。
何らかの薬理学的介入に割り付けられた、 従来療法中または適格なEDS関連OSA患者を登録したランダム化比較試験
ペアのレビュアーが独立して、 最も長く報告された追跡調査におけるEpworth Sleepiness Scale (ESS)、 Maintenance of Wakefulness Test (MWT)、 および有害事象に対する薬剤の効果についてデータを抽出し検討
従来のOSA治療法に固執しない患者や固執がまちまちな患者における長期的な有効性に関するエビデンスは限られている。
solriamfetol、 armodafinil-modafinil、 pitolisantはOSA患者の日中の眠気を軽減し、 特にsolriamfetolが優れていると考えられる。 しかし、 有害事象によりarmodafinil-modafinilとsolriamfetolは治療中止のリスクがある。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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