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2日前

Howellらは、 リファンピシン耐性肺結核患者を対象に、ベダキリン、 リネゾリド、 デラマニドに加え、 レボフロキサシンまたはクロファジミン、 あるいはその両方を組み合わせた6ヵ月間のレジメンの9ヵ月間の標準治療に対する非劣性を無作為化比較試験BEAT Tuberculosisで評価した。 その結果、 治療成功率は6ヵ月レジメン群で86.1%、 標準治療群で86.0%であり、 6ヵ月レジメンの標準治療に対する非劣性が示された。 試験結果は N Engl J Medに発表された。
本試験は南アフリカ単一国で実施された非盲検試験であり、 主要評価項目の非劣性マージンが10㌽と比較的広いため、 異なる耐性パターンや医療環境を持つ本邦の患者集団に結果を一般化する際には注意が必要です。
リファンピシン耐性結核に対しては、 より安全で有効性の高い治療レジメンが必要とされている。また、 標準治療薬の一つとして位置付けられているプレトマニドが14歳未満の小児や妊婦、 授乳中の女性には推奨されていないなど、 課題も残っている。 著者らは本試験で、 6歳以上の小児、 妊婦および授乳中の女性のリファンピシン耐性肺結核患者、 さらにはフルオロキノロン耐性結核患者にも適用可能な6ヵ月レジメンの有効性と安全性を評価した。
本試験は南アフリカで実施された第Ⅲ相非盲検プラグマティック無作為化比較試験である。 6歳以上のリファンピシン耐性肺結核患者を対象とし、 妊娠中・授乳中の者およびフルオロキノロン耐性結核を有する者も組み入れた。403例が以下の2群に無作為化された。
6ヵ月レジメン群ではベダキリン、 リネゾリド、 デラマニドにレボフロキサシンまたはクロファジミンあるいはその両方を加え、 6ヵ月間投与した。 対照群では南アフリカで現行の標準治療として位置付けられている9ヵ月間のレジメンによる治療を行った。 両群とも二次抗結核薬に対する薬剤感受性試験の結果に基づき治療内容を調整した。
主要有効性評価項目は治療終了時および無作為化後76週時点での治療成功 (治癒または治療完了) とし*、 主要安全性評価項目はgrade 3以上の有害事象とした。
治療成功率は6ヵ月レジメン群で86.1%(202例中174例)、 標準治療群で86.0%(200例中172例) だった。 調整リスク差は -0.2ポイント (95%CI -6.9~6.5, p=0.001 [非劣性]) であり、 あらかじめ設定された非劣性マージン10%㌽を満たし、 6ヵ月レジメンの標準治療に対する非劣性が示された。
治療中のgrade 3以上の有害事象の発生頻度は6ヵ月レジメン群で31.2%(202例中63例)、 標準治療群で37.0%(200例中74例)だった。 死亡は各群ともに10例だった。
著者らは、 「南アフリカのリファンピシン耐性結核患者において、 6ヵ月レジメンの治療成功率は標準治療レジメンに対し非劣性だった。 また、 これら2つの治療レジメンの安全性プロファイルは同程度だった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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