川崎医大4740万円、 先生の母校は?
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HOKUTO通信

6ヶ月前

川崎医大4740万円、 先生の母校は?

川崎医大4740万円、 先生の母校は?
写真はイメージです
国公立の学費が3倍に上がるかもーー。 政府でこんな話が持ち上がっているのをご存知ですか?学校によって差の大きい私立医学部の学費も併せてご紹介します。 
※この記事は医系専門予備校メディカルラボから引用の許諾を得ています。

国公立

6年で概ね350万円、値上げも

医系専門予備校メディカルラボがまとめた2024年度のデータを見てみましょう。 まず国立大は学部に関わらず、 授業料が年53万5800円、 入学金が28万2000円と決められています。 6年の学費は総額349万6800円で、 公立大も概ねこれに準じています。

メディカルラボのデータにはありませんが、 千葉大や東京医科歯科大は値上げし、 約414万円となっています。

授業料3倍に?

川崎医大4740万円、 先生の母校は?

ただ、 「国公立大の学費を年150万円に上げるべき」 とする提言が波紋を呼んでいます。 文部科学省の諮問機関による専門部会で2024年3月、 委員を務める慶應義塾長の伊藤公平氏が発言しました。

これは現在の学費標準額から約3倍の値上げとなります。 伊藤氏には 「国公私立大の設置形態にかかわらず、 教育の質を上げていくためには公平な競争環境を整えることが必要」 との思惑があるといいます。

ただ、 実現に向けた課題は多いです。 国公立には経済力の有無に関係なく進学を可能にする 「教育の機会均等」 を実現するため国の税金を投入していますが、 その理念に反するとの声があります。 物価高などの影響で学費の引き下げを求める声が強まっている流れとも逆行しそうです。

私立

3校が4000万円台

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※医学部受験ラボ (医系専門予備校メディカルラボ) のホームページなどよりHOKUTO編集部作成
※2024年度入学の学費。 2023年9月の情報を基にしている。 大学によっては諸経費や教材費などが別途必要となる場合もある

次に私立大です。 最も高いのは川崎医科大で4740万円。 東京女子医科大学、 金沢医科大学も4000万円台となっています。 31校の約3分の2に当たる20校が3000万円以上。 31校の平均は約3200万円です。

一方、 最も安いのが国際医療福祉大学の1850万円で、 順天堂大学 (2080万円)、 関西医科大学 (2144万円) と続きました。

川崎医大、附属病院に高島屋

X (旧Twitter) の医師と思われるアカウントでは、 附属病院のフロアマップを示しつつ 「川崎医大クラスになると附属病院内に老舗百貨店の高島屋を誘致できるのすごい」 とのtweetがあった。

川崎医大については、 学費総額を1日当たりに換算する約2万1600円となり、 東京ディズニーランドの1日入場料より高いことを紹介するtweetもあった。

出典

医学部受験ラボ (医系専門予備校メディカルラボ) : 2024年度 私立大学学費ランキング

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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