海外ジャーナルクラブ
4ヶ月前

Johansenらは、 複雑性尿路感染症(cUTI)について、 その疾患概念の曖昧さから研究対象集団の異質性やバイアスリスクを招いているとの疑念が高まっていることから、 米食品医薬品局 (FDA) が提示するcUTIに関するガイダンスへの研究者の遵守状況を分析し、 バイアスリスクを評価したうえで、 コンセンサスの形成を試みた。 評価は、 ①cUTIに関する全文献のレビュー、 ②治療失敗に関わるリスク因子とその統計的影響の分析、 ③多職種によるデルファイ法による合意形成、 の3段階で実施された。 その結果、 ガイダンス遵守は不十分であり、 研究、 患者、 病原体の特性に関する報告に著しい異質性が認められ、 研究結果の解釈に高いバイアスリスクが生じていることが明らかとなった。 このことから、 複雑性尿路感染症の疾患概念そのものの妥当性に疑問を呈した。
今回のステートメントでは、 尿路感染症の発症・重症化・治療失敗に最も関係するリスク因子は①尿道カテーテルの存在、 ②尿路の構造的異常 (排出障害を伴うもの)、 ③尿路結石の順に重要とされました。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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