海外ジャーナルクラブ
5ヶ月前
熊本大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科の山本豊氏らの研究グループは、HER2陽性の局所進行/転移性乳癌患者を対象に、 ペルツズマブ (PER) 再治療の有効性を非盲検第III相試験PRECIOUSで検討した。 追跡期間中央値25.8ヵ月の最終解析の結果、 OS中央値はPER + トラスツズマブ + 医師選択化学療法群 (110例) が36.2ヵ月、 トラスツズマブ + 医師選択化学療法群 (109例) が26.5ヵ月となり、 PER併用が全生存期間の改善に寄与する可能性が示された (ハザード比0.73 [片側95%CI上限0.97])。
当初の予定登録者数370例に対して実際の組み入れが217例だった点がlimitationとして挙げられています。
エリブリン併用抗HER2がタキサン併用に非劣性 : 第Ⅲ相EMERALD
HER2+早期乳癌へのT-DM1でOSも改善: KATHERINE最終解析
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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