海外ジャーナルクラブ
2年前
Burnsideらは, 1型糖尿病 (T1DM) 患者97名を対象に, オープンソースの自動インスリン投与 (AID) システムの有効性と安全性を検討する多施設共同オープンラベル無作為化比較試験を実施. その結果, T1DMの小児および成人において, オープンソースのAIDシステムの使用は, センサー付きインスリンポンプの使用よりも, 血糖値が目標範囲にあった時間の割合が有意に高かった. 本研究は, NEJM誌において発表された.
現在臨床で使われているAIDシステムは, メーカーが商業目的に開発・販売したシステムが多くを占めています. それに対して, オープンソースAIDシステムは糖尿病患者らがプログラムを公開・共有し修正を重ねてきたシステムであり, カスタマイズを可能にしています.
オープンソースの自動インスリン投与 (AID) システムは, 多くのT1DM患者に使用されている. したがってオープンソースのAIDシステムの有効性と安全性に関するデータが必要である.
T1DMの小児および成人において, オープンソースのAIDシステムの使用は, センサー付きインスリンポンプの使用よりも, 目標血糖値の範囲にある時間の割合が有意に高かった.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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