著者

MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

473日前

CTRX セフトリアキソン【感染症専門医による抗菌薬まとめ】

腎機能別の投与量は以下より確認ください.

CTRX (セフトリアキソン、ロセフィン等)

ポイント

  1. 第3世代セフェムとして使用頻度が高い!
  2. 半減期が長いため1日1回の投与でOK!
  3. 肝代謝であり、腎機能に関係なく投与可能!
  4. 髄液移行性が良好であり、 細菌性髄膜炎の初期治療に用いられる!

どんな細菌に効くの?

  • 緑膿菌・嫌気性菌には無効である
  • セフェム系全般はMRSA・腸球菌・リステリアには無効である
  • 同じ第3世代セフェムのセフォタキシムとスペクトラムは同じである

日常臨床で使用する疾患例

  • 市中肺炎 (第一選択. 肺炎球菌に加え、 インフルエンザ桿菌やモラキセラもカバー可)
  • 尿路感染症 (E.coli, Klebsiella, Proteusは第2世代と同様にカバー可)
  • 細菌性髄膜炎(2g 12時間毎)
  • 淋菌感染症(耐性には注意)

臨床使用例

1回 1~2g 24時間毎(1日1回)

注意点

  • 長期使用で胆泥のリスクとなるため、 腹部症状を注意深く観察する.
  • AmpC過剰産生菌・ESBL産生菌に対して、 第3世代セフェムは無効であり、 注意を要する.
  • アルブミン結合率が高いため、 低アルブミン血症患者では分布容積とクリアランスが増し、 有効血中濃度が得にくくなるため治療失敗のリスクが高まる.

参考商品名

こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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