海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前
Andersonらは、 脳梗塞後に静脈内血栓溶解療法 (IVT) を受けた軽度~中等度の神経障害がある低リスク患者を対象に、 低強度モニタリングと標準的な高強度モニタリングの安全性および有効性を非劣性無作為化比較試験OPTIMISTmainで比較した。 低強度モニタリングでは、 初回2時間は15分ごと、 続く8時間は2時間ごと、 その後24時間までは4時間ごとに神経学的・バイタルサインを評価した。 その結果、 90日後のmodified Rankin Scaleスコアが2~6であった患者の割合は、 低強度群が31.7%、 標準群が30.9%、 リスク比1.03 (95% CI 0.92-1.15、 非劣性のp=0.057) であった。 重篤な有害事象には差がなかった。
標準的なモニタリングは初回2時間は15分ごと、 その後6時間まで30分ごと、 さらに24時間まで1時間おきに実施することになります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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