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1日前

Coffiらは、 パリの39病院の電子カルテデータを用い、 コルサコフ症候群と診断された成人1,320例を対象に、 臨床像、 神経画像所見および死亡関連因子をコホート研究で検討した。 その結果、 追跡期間中央値3.1年の間に398例 (30.2%) が死亡し、 栄養不良、 アルコール性肝疾患、 男性、 80~89歳が死亡関連因子に挙げられた。 また、 脳MRIを受けた患者の44.4%で血管性白質脳症が認められた。 ウェルニッケ脳症の既往が報告されていたのは19%のみで、 見逃しの多さおよび認識不足が指摘された。 研究結果はJAMA Neurol誌に発表された。
後ろ向き研究で診療録に依存し、 コルサコフ症候群の標準化された診断基準もないため、 診断の誤分類の可能性があります。 また、 ICD-10コードの使用頻度が低く、 患者抽出には疾患名のキーワード検索を併用しています。
コルサコフ症候群は、 チアミン欠乏により生じる重度の神経認知障害で、 アルコール使用障害との関連が最も多い。 臨床像、 神経画像所見、 長期転帰に関する最近のデータは限られている。 本研究は、 コルサコフ症候群患者の臨床的特徴と転帰を明らかにし、 死亡関連因子を同定することを目的とした。
パリ大都市圏大学病院群 (AP-HP) 39病院の電子カルテデータを用いたコホート研究であり、 コルサコフ症候群と診断された成人患者1,320例を対象とした。
主要評価項目は全死亡、 副次評価項目は臨床症状、 併存疾患、 神経画像所見とした。
追跡期間中央値3.1年 (四分位範囲1.2~5.0年) の間に、 1,320例中398例 (30.2%) が死亡した。 多変量解析では、 次の因子が死亡と関連した。
死亡関連因子
診療記録が十分に残る114例のサブグループでは、 前向性健忘が最も多く (61.4%)、 ウェルニッケ脳症の既往が報告されているのは22例 (19%) のみであった。 脳MRIを受けた患者では、 パペッツ回路の異常と血管性白質脳症がそれぞれ40例 (44.4%) に認められた。
著者らは、 「コルサコフ症候群と診断された患者では、 血管性併存疾患の負担が高かった。 また、 ウェルニッケ脳症が十分に確認されていないことが多く、 死亡率は高かった。 これらの知見は、 コルサコフ症候群の早期認識と、 より標準化された診断評価の必要性を示している」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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