海外ジャーナルクラブ
30日前
Sheikhらは、 心筋症を伴うトランスサイレチン型アミロイドーシス (ATTR-CM) に対するRNAi治療薬ブトリシランが身体機能、 健康状態およびQOLに及ぼす効果を検討するため、 HELIOS-B試験のアドホック解析を実施した。 その結果、 投与30ヵ月時点で、 ブトリシラン 25mgにより、 プラセボに比してカンザスシティ心筋症質問票・総合 (KCCQ-OS) スコアが有意に改善した [>5点: 63.5% vs 46.6% (p<0.001)、 >10点: 74.6% vs 60.7% (p<0.01)]。 また、 6分間歩行テストの結果についても改善が示された (p<0.001)。
現実世界の患者集団と比較して、 遺伝性ATTR-CMおよび女性患者の割合が少なかった点をlimitationとして挙げています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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