海外ジャーナルクラブ
9日前

Wazniらは、 持続性心房細動 (AF) に対する初回治療におけるパルスフィールドアブレーション (PFA) の有用性を、 抗不整脈薬治療との比較にて検討した。 なお、 本研究では、 有効性主要評価項目を12ヵ月時点までの治療成功とし、 PFA群においては、 心房性不整脈再発、 再アブレーション、 抗不整脈薬の必要がないことを治療成功と定義した。 その結果、 12ヵ月時点の治療成功率は、 PFA群で推定56%、 抗不整脈薬群で推定30%であり、 複合的な治療不成功リスクすなわち再発リスクはPFA群で有意に低下した (HR 0.46 [95%CI 0.33-0.65、 p<0.001])。 試験結果はNEJM誌に発表された。
ベースライン時の不整脈負荷を十分に比較できず、 薬物治療群の一部では後にアブレーションが施行されたため、 アブレーション効果が過小評価された可能性があります。
ガイドラインでは、 持続性心房細動 (AF) に対しては、 カテーテルアブレーション前に抗不整脈薬治療を試みることが推奨されており、 パルスフィールドアブレーション (PFA) が初回治療として望ましいかどうかは明らかでない。
本研究は、 国際共同無作為化比較試験であり、 未治療の持続性AF患者を対象とした。
患者をPFA群または抗不整脈薬治療群に2:1で割り付け、 さらに安全性主要評価項目解析のためPFAを受ける追加患者群 (追加PFA群) を設定した。
有効性主要評価項目は、 12ヵ月時点までの短期・長期治療成功とし、 以下のように定義した。
短期成功
長期成功
安全性主要評価項目は、 デバイスおよび手技に関連する重篤な有害事象とした。
12ヵ月時点の治療成功は、 PFA群で抗不整脈薬群に比べて有意に多かった。
12ヵ月時点の治療成功
治療不成功HR 0.46
(95%CI 0.33-0.65、 p<0.001)
主要安全性評価項目イベントは、 統合PFA群 (無作為化PFA群と追加PFA群の合計) 257例中13例 (5.1%) に発生した。 12ヵ月時点までの重篤な有害事象は、 PFA群45例 (25%)、 抗不整脈薬群20例 (21%) に発生した。
著者らは、 「持続性AF患者において、 初回治療としてPFAを受けた患者では、 抗不整脈薬治療を受けた患者と比較して、 心房性不整脈再発リスクが有意に低かった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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