HOKUTO編集部
4ヶ月前
❶Legionella属菌による感染症である¹⁾
❷自然界に広く生息しており、 国内では温泉・入浴施設での集団発生事例が特に多い¹⁾
❸レジオネラ症はレジオネラ肺炎 (肺炎型) とPontiac熱 (非肺炎型) が主要な病型である¹⁾
❹潜伏期は2-10日程度である¹⁾
❺臨床症状で細菌性肺炎との区別は困難²⁾
❻全身性倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、乾性咳嗽(2~3日後には膿性~赤褐色の比較的粘稠性に乏しい痰の喀出)、高熱、悪寒、胸痛、呼吸困難が見られる²⁾
❼傾眠、昏睡、幻覚、四肢の振戦などの中枢神経症状や下痢もみられるのも本症の特徴²⁾
❽適切な治療がなされない場合、 1週間以内の経過で急速に進行し、呼吸不全や腎不全、 さらに多臓器不全を呈することがある¹⁾
宮下修行らにより本邦より報告されたスコアで、 「成人肺炎診療ガイドライン2024」 においても使用が推奨されている³⁾⁴⁾。
合計3点以上でレジオネラ肺炎を疑う⁴⁾
・ 男性 +1点
・ 咳嗽なし +1点
・ 呼吸困難感あり +1点
・ CRP値≧18mg/dL +1点
・ Na値<134 mmol/L +1点
・ LDH 値≧ 260U/L +1点
いずれも海外から報告されたスコア⁵⁾⁶⁾。 「成人肺炎診療ガイドライン2024」 においては本邦での使用は推奨されていない³⁾。
出典
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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