HOKUTO編集部
10ヶ月前
Mycobacterium tuberculosis complexによる感染症をさす (M.bovis BCGは除く). 活動性結核の諸症状 (咳、 体重減少、 倦怠感、 発熱、 盗汗、 血痰) を欠き周囲への感染性がないが、 結核には感染している状態をいう.
→略称 LTBI (latent tuberculosis infection)
結核リスクがある患者 (結核既往歴、 HIV、 糖尿病、 免疫抑制薬、 化学療法、 悪性腫瘍、 珪肺、 高蔓延国居住歴、 路上生活者、 IGRA陽性者、 医療従事者、 介護従事者など)
LTBIと診断した場合、 改正感染症法第12条第1項による届出を直ちに行う
忘れると公費負担が受けられず、 トラブルになるので注意!
肺陰影がないことを確認する.
感度の高い検査だが、 陽性でも活動性結核か潜在性結核かは判定できない. 平日日中にしか提出できない場合が多く注意.
免疫不全者では偽陰性の可能性、 BCG接種の影響を除外できない.
以下のガイドラインを参照し、 相談の上レジメンを決定する.
以下の略号を使用する
💊イソニアジド(INH) →【H】
💊リファンピシン(RFP) →【R】
※INHはピリドキシン(VitB6)を併用する
※いずれも腎不全で用量調整不要
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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