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2日前

Zengらは、 慢性腎臓病 (CKD) 全病期および主要サブグループにおいて降圧治療が主要心血管疾患と死亡リスクに与える影響を、 46件 (28万5,124例) の無作為化比較試験の個別参加者データを用いて検証した。 その結果、 収縮期血圧 (SBP) を5mmHg低下させることで主要心血管リスクは有意に低下し (CKD患者 : HR 0.91、 非CKD患者 : HR 0.90)、 その効果はCKD病期や蛋白尿の有無にかかわらず一貫していた。 ただし、 CKD・糖尿病併存例では効果が減弱した (糖尿病併存患者 : HR 0.96、 糖尿病非併存患者 : HR 0.88)。 試験結果はLancet誌に発表された。
本解析では降圧治療の心血管イベントに対する相対的効果のみを評価しており、 有害事象や腎アウトカムを検討していない点が大きなlimitationです。
慢性腎臓病 (CKD) 進行患者での降圧治療に関するエビデンスは不足している。
本研究では、 CKD全病期および主要サブグループにおいて、 降圧治療が主要心血管疾患と死亡リスクに与える影響を検討した。
降圧療法群と対照群に割り付けられた無作為化比較試験 (RCT) の個別参加者データを用い、 1段階メタ解析を実施した。 対象は、 各群で少なくとも1,000人年の追跡期間を有し、 ベースライン時の血圧およびクレアチニン測定値ならびに時間経過に伴うイベント転帰を有する試験とした。
主要評価項目は、 主要心血管イベントの複合とした。
46件のRCT (28万5,124例) が解析対象となり、 このうちCKD患者は5万9,185例、 2型糖尿病患者は8万6,067例であった。
追跡期間中央値4.4年において、 収縮期血圧 (SBP) 5mmHg低下により、 CKD患者では主要心血管リスクが低下し、 非CKD患者、 およびCKD全病期でもその効果は一貫していた。 また、 ベースラインの蛋白尿の有無および血圧値別でも同様の効果が認められた。
SBP 5mmHg低下による主要心血管リスク低下
交互作用p>0.99
CKD患者においては、 糖尿病併存により心血管リスク低下効果は減弱した (糖尿病併存vs非併存 : HR 0.96 vs HR 0.88、 交互作用p=0.044)。
降圧薬の各クラスにおける、 プラセボに対する心血管リスク低下効果はどのサブグループでも一貫していた。
著者らは、 「CKD患者における降圧治療の心血管リスク低減効果は非CKD患者と同程度であり、 CKD病期や血圧、 蛋白尿の有無にかかわらず一貫していた。 ただし、 糖尿病合併例では効果が減弱しており、 この高リスクサブグループではより最適化された治療の必要性が示唆された。 降圧薬のクラス別効果もCKDの状態によらず同様であった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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