海外ジャーナルクラブ
8日前
Smithらは、 GIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチドの第III相試験SURMOUNT-1に参加した肥満患者のうち前糖尿病状態がある患者1,032例を対象に、 チルゼパチドの3年間投与後の体重減少および糖尿病進行遅延の効果を検討した。 その結果、 チルゼパチド投与群における176週時点までの平均体重減少率は、 プラセボ群に比べ大きかった (平均体重変化率 : チルゼパチド5mg群-12.3%、 10mg群-18.7%、 15mg群-19.7%、 プラセボ群-1.3%、 プラセボとの比較でいずれもp<0.001)。 2型糖尿病 (DM) の診断を受けた参加者の割合は、 チルゼパチド投与群ではプラセボ投与群に比べ大幅に少なかった (1.3% vs 13.3%、 ハザード比0.07、 95%CI 0.0~0.1、 p<0.001)。
開始から1年間くらいで体重が約20%減少し、 その後はその状態が維持されるようです。 ただ、 やめると元に戻るような体重の変化を示しています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。