海外ジャーナルクラブ
17日前

Dorbalaらは、 心アミロイドーシスが疑われる成人を対象に、 新規PETトレーサーである¹²⁴I-evuzamitideを用いたPET/CT検査の診断精度を前向き多施設共同単群試験であるREVEAL試験で検討した。 その結果、 ¹²⁴I-evuzamitideを用いたPET/CT検査の感度は94%、 特異度は86%であり、 良好な診断能が示された。 試験結果はJAMA誌に掲載され、 2026年8月28~31日に開催された欧州心臓病学会 (ESC 2026) でも報告された。
判定委員会が心アミロイドーシス陰性とした13例のうち7例 (約半数) は登録施設では心アミロイドーシスと診断され、 ¹²⁴I-evuzamitide PETでも陽性であり、 研究上は偽陽性とされたものの、 早期心アミロイドーシスであった可能性があります。
骨親和性トレーサーによる核医学検査は、 トランスサイレチン型アミロイドーシス (ATTRアミロイドーシス) の診断に有用だが、 免疫グロブリン軽鎖 (AL) アミロイドーシスなどの診断には限界がある。 そのため、 多様なアミロイド型や複数臓器の沈着を直接可視化できる検査が求められている。
本研究は、 新規PETトレーサー¹²⁴I-evuzamitideを用いたPET/CT検査の心アミロイドーシス診断における感度と特異度を評価する目的で実施された。
本研究は米国18施設が参加した前向き多施設共同単群試験であり、 2025年1月14日~2026年3月12日に実施された (追跡期間60日を含む)。 心アミロイドーシスが疑われ、 診断評価のために参加施設を受診した成人195例が登録され、 既に心アミロイドーシスまたは全身性アミロイドーシスの診断が確定している患者は除外された。
対象者は¹²⁴I-evuzamitideの静脈内投与から3~5時間後にPET/CT検査を受けた。 また、 ¹²⁴I-evuzamitide投与の30分以上前からヨウ化カリウム130 mgが3日間経口投与された。
心臓PET/CTの経験を持つ医師3人が臨床情報を伏せた状態でPET/CT画像上の心臓への¹²⁴I-evuzamitide集積を独立して視覚的に判定した。 一方、 アミロイドーシス診療を専門とする医師3人がPET/CT情報を伏せた状態で標準診療のアルゴリズムに基づき独立して診断し、 これを参照基準とした。
主要評価項目は、 心アミロイドーシス診断における¹²⁴I-evuzamitideの感度と特異度であった。
登録された195例のうち170例が解析対象となった (年齢中央値72歳 [IQR 64-79]、 男性75.3%、 黒人19.2%、 白人79.0%)。 N末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド (NT-proBNP) 中央値は471 pg/mL、 61.7%がNYHA心機能分類IIまたはIII度*の心不全症状を有していた。
¹²⁴I-evuzamitideの心アミロイドーシス診断における感度は94% (95%CI 85-98%, p<0.001)、 特異度は86% (95%CI 77-92%, p<0.001)であった。
陽性的中率は85% (95%CI 75-92%)、 陰性的中率は94% (95% CI 87-98%)であった。
著者らは、 「¹²⁴I-evuzamitide PET/CTは心アミロイドーシスの診断において高い感度と特異度を示し、 許容可能な安全性プロファイルを有する。 この解析結果は、 心アミロイドーシスが疑われる患者の評価における診断検査としての¹²⁴I-evuzamitide PET/CTを支持するものである」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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