HOKUTO編集部
3ヶ月前

2025年11月6~8日に開催された「第66回日本肺癌学会学術集会」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします。
日本肺癌学会は11月6日、『肺癌診療ガイドライン―胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む 2025年版』を同学会の公式サイト上で公開した (Web改訂)。 最新版では、 新規薬剤・レジメンの追加や推奨度の変更が多数行われている。


『肺癌診療ガイドライン―胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む 2025年版』が2025年11月、 日本肺癌学会の公式サイト上で公開された。 第66回日本肺癌学会では、 2025年版の主要な変更点やエビデンスなどについて、 大分大学附属病院呼吸器・感染症内科の大森翔太氏が解説した。 本稿では、 同講演の内容に基づき、 薬物療法領域の改訂点を詳報する。
ALK阻害薬未使用でALK陽性の日本人NSCLC患者を対象に、 第2世代ALK阻害薬アレクチニブの有効性と安全性を、 第1世代ALK阻害薬クリゾチニブと比較評価した第III相無作為化比較試験J-ALEXの事後解析の結果から、 化学療法歴の有無にかかわらず、 PFSの持続的改善が示された。 和歌山県立医科大学呼吸器内科・腫瘍内科教授の山本信之氏が発表した。
未治療の"sensitizing uncommon*"と定義された EGFR変異陽性非扁平上皮NSCLCに対する第2世代EGFR-TKIアファチニブの有効性および安全性を、 プラチナ併用化学療法を対照に比較評価した国内多施設共同第Ⅲ相無作為化比較試験ACHILLES (TORG1834) の最終解析の結果、 PFSは既報の中間解析と同様に有意な延長を示した。 また、 OS中央値は45.0ヵ月であった。 北里大学医学部呼吸器内科学の楠原政一郎氏が発表した。
非小細胞肺癌 (NSCLC) に対する免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) は、 進行期のみならず周術期においても標準治療としての地位を確立した。 第66回日本肺癌学会学術集会では、 ICIの効果予測について、 現状と課題から、 複合バイオマーカーとAI統合の将来像、 臨床実装に向けた展望に至るまで、 東北大学病院呼吸器内科病院講師の宮内栄作氏が包括的に解説した。
非小細胞肺癌 (NSCLC) に対する免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) 治療において、 現時点で臨床的に確立した効果予測バイオマーカーはPD-L1発現率 (TPS) である。 第66回日本肺癌学会学術集会では、PD-L1 TPSの意義と限界、 主要試験のエビデンスと実装上の課題、 交絡因子の影響を交えて、 大阪国際がんセンター呼吸器内科の國政啓氏が今後の最適化戦略を解説した。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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