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4日前

Ryuらは、 軽症~中等症のパーキンソン病患者を対象に、 身体活動量と運動症状 (MDS-UPDRS-III) および認知機能 (MoCA) の年次変化の関連を縦断コホート研究で検討した。 その結果、 総身体活動時間の低・中・高三分位におけるMoCAの年次変化は各-0.478点、 -0.090点、 -0.007点、 MDS-UPDRS-IIIの変化は各0.143点、 -0.225点、 -0.783点であり、 最高三分位では最低三分位に比べ認知機能・運動症状とも進行が有意に緩やかであることと関連した。 研究結果はNeurology誌に発表された。
身体活動量の群間で年齢、 教育歴、 ベースラインのH&Y (ホーエン・ヤール) 重症度に差があり、 調整後も残余交絡の可能性があることはlimitationです。
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パーキンソン病の疾患進行に対する身体活動の影響に関するエビデンスは限られている。 本研究では、 身体活動が運動症状および認知機能の進行速度と関連するかどうかを検討し、 その関連の基盤となる身体活動の具体的な要素を探索した。
本研究は、 Cincinnati Cohort Biomarker Programに登録された軽症~中等症のパーキンソン病患者294例 (平均年齢66.4歳、 女性33%) を対象とした縦断コホート研究である。 追跡期間は、 認知機能の評価で最長5年、 運動症状の評価で最長7年であった。
身体活動は標準化された面接で評価し、 総身体活動時間 (TPT)、 総身体活動量 (TPV)、 高強度な身体活動時間 (VPT) として定量化した。
運動症状はMDS-UPDRS-III* (数値が高いほど重症)、 認知機能はMoCA** (数値が高いほど良好) スコアの年次変化で評価した。身体活動と運動症状および認知機能の年次変化との縦断的な関連性を、 共変量を調整した線形混合効果モデルを用いて評価した。
TPT、 TPV、 VPTの数値が高いほど、 認知機能の低下と運動症状の進行はいずれも緩やかであることと関連した。 TPTの三分位で比べると、 最高三分位群は最低三分位群よりも認知機能・運動症状ともに進行が有意に緩やかであった。
TPT三分位別のMoCA年間変化量
最高三分位群と最低三分位群の比較 β=0.470 (95%CI 0.203~0.737), p<0.001
TPT三分位別のMDS-UPDRS-III年間変化量
最高三分位群と最低三分位群の比較 β=-0.926 (95%CI -1.835~-0.017), p=0.048
過去10年間の身体活動を調整した後も、 直近の身体活動とMoCAおよびMDS-UPDRS-IIIスコアの経時変化は関連を維持していた。 一方、TPTを調整すると、 高強度の身体活動と転帰との関連は認められなくなった。
著者らは 「身体活動レベルが高いほど、 パーキンソン病の認知機能および運動機能の進行は緩やかであることと関連していた。 中~高強度の身体活動の有益な関連は、 活動の持続時間と継続的な実施が影響している可能性がある」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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