海外ジャーナルクラブ
8ヶ月前

Sablikらは、 欧米30以上の施設で2004~23年に同種移植腎の生検を受けた患者6,798例を対象に、 微小血管炎症 (MVI) の予後への影響をコホート研究で検討した。 2022年のBanff分類*に基づき、 1万6,293検体を評価した結果、 788検体に新たなMVIの表現型が認められ、 そのうち641検体は従来、拒絶反応なしに分類されていた。 拒絶反応と診断されなかった患者との比較で、 移植腎喪失のHRは、 抗体関連型拒絶反応を伴わないMVIでは2.1 (95%CI 1.5-3.1)、 抗体関連型拒絶反応患者では2.7 (95%CI 2.2-3.3) であった。 また、 抗体関連型拒絶反応疑いと診断された患者では、 生検後5年以降の移植腎不全リスクが増加傾向を示した (HR 1.7、 95%CI 0.8-3.5)。 いずれかの新たなMVI表現型がある患者では、 移植糸球体症進行リスクも高かった。
生検時の免疫抑制療法は施設間で標準化されておらず、 データの記録も不十分であったため、 治療内容と移植腎予後との関連性を検証することはできなかったようです。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。