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10日前

Cohnらは、 C1インヒビター欠損を伴う遺伝性血管性浮腫の16歳以上の患者80例を対象に、 CRISPRに基づく生体内遺伝子編集薬lonvoguran ziclumeran (lonvo-z) の単回静脈内投与の有効性を、 第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験 (HAELO) でプラセボと比較した。 その結果、 投与後5~28週の月間発作回数 (最小二乗平均) はlonvo-z群0.26回、 プラセボ群2.10回であり、 lonvo-z群で有意に少なかった。 試験結果はNEJM誌に発表された。
症例数が少なく追跡期間も短いため、 長期的な有効性・安全性の評価が不十分です。
HAEの急性発作時オンデマンド治療に経口sebetralstatが有効
遺伝性血管性浮腫への核酸医薬donidalorsenで発作率が低下
遺伝性血管性浮腫は、 生活に支障をきたす腫脹発作を繰り返す希少な遺伝性疾患で、 生命を脅かす可能性もある。 Lonvoguran ziclumeran (lonvo-z) は、 CRISPR (clustered regularly interspaced short palindromic repeats) に基づく生体内遺伝子編集治療で、 単回投与治療として開発が進められている。 本試験では、 lonvo-zの単回投与がプラセボに比べて発作を減らすかどうかを検討した。
16歳以上でC1インヒビター欠損を伴う遺伝性血管性浮腫患者80例を、 2:1で以下2群に無作為に割り付けた第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験 (HAELO) である。 追跡期間中央値は7.5ヵ月であった (2026年2月10日時点)。
主要評価項目は、 投与後5~28週までの治験担当医師が確認した遺伝性血管性浮腫の月間発作回数とした。
月間発作回数は、 プラセボ群に比べlonvo-z群で有意に少なかった。
月間発作回数 (最小二乗平均)
相対差 -87% (95%CI -93~-78%)、 p<0.001
投与中・投与後の有害事象は、 28週までにlonvo-z群の92%、 プラセボ群の86%で報告された。 lonvo-z群でプラセボ群より多く、 かつ10%超に発現した主な有害事象は、 インフュージョンリアクション、 頭痛、 疲労、 背部痛、 上気道感染であった。 lonvo-z群では重篤な有害事象およびGrade 3以上の有害事象は報告されなかった。
著者らは、 「遺伝性血管性浮腫の患者において、 lonvo-z単回静脈内投与はプラセボに比べ、 有意に低い発作率をもたらした」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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