海外ジャーナルクラブ
12日前

Tianらは、 ヒトパピローマウイルス (HPV) 検査の精度について、 生理用品で採取した経血と医療従事者採取検体で比較した。 その結果、 検査感度は、 経血で94.7%、 医療従事者採取検体で92.1%と同等であった。 経血では特異度が低く偽陽性の可能性は高まるものの、 陰性的中率、 陽性的中率、 スクリーニング効率も同等であり、 医療従事者採取検体とほぼ同等の精度を示した。 試験結果はBMJ誌に発表された。
HPVは通常の採取法では届かない子宮頸管内、 膣、 外陰部などにも存在します。 月経血は生殖器全体を通過するため、 従来手法では見逃される患者をより多く同定できる可能性がある一方で、 偽陽性が増える可能性もあります。
本研究では、 生理用品で採取した経血と、 医療従事者が採取した子宮頸部検体を用いたヒトパピローマウイルス (HPV) 検査について、 子宮頸部上皮内腫瘍2/3 以上 (CIN2+/CIN3+) の検出における精度を比較した。
中国湖北省の都市部および農村部で実施した横断研究であり、 対象は月経周期が正常な20~54歳の女性3,068例とした。 経血採取、 医療従事者による子宮頸部検体採取、 ThinPrep細胞診でのHPV検査を行い、 いずれかでHPV陽性またはASC-US (軽度扁平上皮内病変疑い) とされた女性にコルポスコピー下生検を実施した。
主要評価項目は、 CIN2+およびCIN3+の検出における精度とした。
経血による検査はCIN2+検出において、 医療従事者採取検体と比較して、 特異度が低いため偽陽性の可能性は高まるものの、 ほぼ同等の精度を示した。
検査感度
p=1.00
特異度
p=0.001
陰性的中率
p=1.00
陽性的中率
p=0.82
スクリーニング効率 (1例検出あたり紹介数)
p=0.82
著者らは、 「経血を用いたHPV検査は、 CIN2+およびCIN3+の検出において、 医療従事者採取検体によるHPV検査と同等の診断精度を示した」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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