海外ジャーナルクラブ
2年前
Lonialらは、少なくとも2種類の前治療歴のある再発または難治性多発性骨髄腫患者を対象に、イベルドミドとデキサメタゾンの併用療法の安全性および臨床活性を検討する非盲検第Ⅰ/Ⅱ相試験を実施 (CC-220-MM-001試験) 。その結果、イベルドミドとデキサメタゾン併用療法は、前治療の多い多発性骨髄腫患者において、全般的に安全で、有意義な臨床活性を示した。本研究は、Lancet Haematol誌において発表された。
本試験薬であるイベルドミドは、2022年のNEJMで報告されたSLEでのP2試験においても3つのdoseで検討されて最終的にP3試験のdoseが決定されています。今回の試験では、1.6mgがP2試験の推奨用量として選択されるようです。このようなdose決めは、効果や副反応、コストまでを考慮すると大変有意義な研究と言えます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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