海外ジャーナルクラブ
14日前

Uusitaloらは、 反復性または慢性扁桃炎に対する、 従来の嚢外扁桃摘出術、 コブレーションによる嚢内扁桃摘出術、 マイクロデブリッダーによる嚢内扁桃摘出術の術後負担を比較した。 その結果、 術後の回復期間には3群で統計学的有意差は認められなかった。 一方、 嚢内扁桃摘出術では嚢外扁桃摘出術と比較して、 嚥下時の疼痛強度が低く、 疼痛による日常活動障害の改善も速やかであった。 試験結果はJAMA OHNS誌に発表された。
術後早期に厳格な鎮痛レジメンが一律に処方されており、 回復期における実際の鎮痛薬必要量を過小評価している可能性があります。
嚢内扁桃摘出術 (ICTE) は、 従来の嚢外扁桃摘出術 (ECTE) と同等の有効性を有し、 術後負担を軽減できる可能性がある。
本研究では、 反復性または慢性扁桃炎を有する患者において、 ICTE後の回復期間および術後負担をECTEと比較した。
本研究は、 フィンランドで実施された患者盲検・3群無作為化比較試験 (FINITE) である。 対象は、 反復性または慢性扁桃炎を有する16~65歳の患者であり、 ECTE、 コブレーションによる嚢内扁桃摘出術 (ICTEc)、 マイクロデブリッダーによる嚢内扁桃摘出術 (ICTEm) に1:1:1で割り付けた。 追跡期間は1ヵ月とした。
主要評価項目は術後回復期間であり、 臨床的意義のある回復期間の群間差は、 ICTE群に有利な3日間と事前に定義した。
179例が無作為化され、 161例が1ヵ月間の追跡を完了した。
術後回復期間は3群で同程度であった。
平均術後回復期間 (SD)
嚥下時痛の強度は、 ECTE群と比較して、 ICTEc群では術後1~10日目および12日目、 ICTEm群では術後2~12日目に低かった。 疼痛による日常活動障害は、 ICTE群でより速やかに改善した。
著者らは、 「回復期間には統計学的有意差は認められなかったが、 ICTEはECTEと比較して疼痛強度が低く、 疼痛による日常活動障害の改善も速やかであった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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