海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前
Clementsらは、 子宮体癌患者を対象に化学療法と化学放射線療法を比較した第Ⅲ相無作為化比較試験GOG-0258の補助的解析を実施し、 分子分類により予後が予測できるかを検討した。 その結果、 p53タンパク質異常のある患者 (p53abn群) の5年無再発生存率 (RFS率) は29%、 5年全生存率 (OS率) は39%であり、 p53野生型の患者 (p53wt群; それぞれ69%、 85%) と比べて有意に低かった (それぞれのHR: 3.39、 4.64、 いずれもp<0.001)。 ミスマッチ修復欠損がある患者 (dMMR群) の5年RFS率およびOS率はそれぞれ58%、 77%であった (p53wtに対するHR: 1.30、 1.53)。
今後は、 免疫療法の時代を確立するために特異的なバイオマーカーによって行うRCTが必要とされています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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