海外ジャーナルクラブ
2日前

Houらは、 慢性B型肝炎の治療薬として開発中のアンチセンスオリゴヌクレオチドbepirovirsenによる機能的治癒の可能性を2件の第Ⅲ相試験 (B-Well1、 B-Well2) で検証した。 その結果、 72週時点で機能的治癒を達成した患者割合は、 いずれの試験においてもbepirovirsen群で約20%、 プラセボ群で0%と、 bepirovirsen群で有意に高率であった。 有害事象はbepirovirsen群の91%に発現し、 グレード3以上の有害事象発現率は16%で、 ALT値上昇が最も高頻度 (6%) であった。 試験結果はNEJM誌に発表された。
無作為化時に中央層別化を行ったため、 国ごとにベースラインのHBsAg値に差が生じた可能性があり、 limitationとなります。
B型肝炎ウイルス (HBV) 転写産物を標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド (ASO) bepirovirsenは、 治療後もHBV DNAが24週以上検出限界未満かつB型肝炎表面抗原 (HBsAg) 消失する 「機能的治癒」 をもたらす可能性がある。
今回の2件の二重盲検・第Ⅲ相試験 (B-Well1、 B-Well2) では、 肝硬変のない慢性B型肝炎患者を対象に、 bepirovirsen (300 mg週1回24週皮下投与) またはプラセボに2:1で割り付けた。 患者は、 核酸アナログ療法を受けており、 HBsAg値100~3000 IU/mLであった。 48週で核酸アナログ (NA) 療法を中止し、 主要評価項目は72週の機能的治癒とした。
72週時点で機能的治癒を達成した患者割合は、 いずれの試験においてもbepirovirsen群で有意に高かった。
72週時点での機能的治癒
B-Well 1試験
B-Well 2試験
72週時点の統合解析では、 有害事象はbepirovirsen群の91%、 プラセボ群の73%に報告された。
著者らは、 「機能的治癒はbepirovirsen群でプラセボ群よりも有意に多かった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。