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21時間前

Liらは、 乳癌化学療法後のペグフィルグラスチム投与時期とペグフィルグラスチム誘発性骨痛の関連を検証した。 その結果、 72時間後の投与で、 24時間後および48時間後の投与に比べ、 5日間における最悪骨痛および重度骨痛が有意に減少した。 重度骨痛の発現率は24時間 vs 48時間 vs 72時間後で58.5% vs 66.0% vs 22.6%であった (72時間群と各群の比較 : いずれもp<0.001)。 好中球減少症/発熱性好中球減少症の増加は認められなかった。 試験結果はAnn Intern Med誌に発表された。
本研究は非盲検、単施設、サンプルサイズが比較的小さいというlimitationがシンプルに記載されています。
ペグフィルグラスチム誘発性骨痛は高頻度にみられるが、 有効な治療法は少ない。 本研究では、 ペグフィルグラスチム投与時期と骨痛の関連を検証した。
本研究は、 3群無作為化比較試験であり、 化学療法未治療のステージ1~3の乳癌患者を対象とした。 患者は、 化学療法後のペグフィルグラスチム投与時期別に、 24時間群、 48時間群、 72時間群に1 : 1 : 1で割り付けられた。
主要評価項目は、 化学療法開始後の最初のサイクルにおいて、 5日間連続で患者が自己評価した“最も強い骨痛”をNRS (スコア0~10) で記録し、 その時間的総量を示す曲線下面積 (AUC) を指標とした。
副次評価項目は、 重度骨痛 (NRS>5)、 好中球減少症、 発熱性好中球減少症の発現率とした。
ITT解析には159例 (各群53例) が含まれた。
72時間群では他2群に比べ、 最悪骨痛、 重度骨痛が有意に減少した。
24時間群 vs 48時間群 vs 72時間群
好中球減少症の発現率に差は認められず、 発熱性好中球減少症を発症した患者はいなかった。
著者らは、 「非盲検、 単施設、 かつ比較的小規模な研究であったが、 化学療法72時間後のペグフィルグラスチム投与は、 24時間後、 48時間後の投与と比較して骨痛を軽減し、 好中球減少症/発熱性好中球減少症の発現率上昇とは関連しないと考えられた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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