海外ジャーナルクラブ
15日前
Hallらは、 オーストラリアの変形性股関節症患者196例を対象に、 レジスタンス運動に有酸素運動を加えることで、 レジスタンス運動単独と比べて股関節痛および機能が改善するか否かを無作為化比較試験PHOENIX試験で検討した。 その結果、 レジスタンス運動+有酸素運動は3ヵ月時において、 股関節痛 (NRS*の平均差 0.3 [95%CI -0.3-0.8]、 p=0.36)、 および機能 (WOMACの身体機能スコア**の平均差 -0.9 [95%CI -3.6-1.8]、 p=0.51) でレジスタンス運動単独と有意差を示さず、 両群いずれも平均的な改善を示した (股関節痛 : 2.4 [SD 1.9] vs 2.2 [SD 2.1])、 機能 : 7.0 [10.4] vs 8.9 [10.8])。
もう少し強度を上げたトレーニングでの効果を確認する研究成果が期待されます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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