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24日前

Tianらは、 多枝冠動脈疾患を有し、 薬剤溶出性ステント (DES) 留置後12ヵ月間の抗血小板2剤併用療法 (DAPT) 中に虚血性または出血性イベントが認められなかった患者を対象に、 DAPTをさらに12ヵ月延長する意義をオープンラベル・無作為化比較試験DAPT-MVDで検討した。 その結果、 有効性の主要評価項目 (心血管死、 非致死性心筋梗塞、 非致死性脳卒中の複合) の発生率は、 アスピリン単剤群の6.8%と比べてDAPT延長群では5.8%と有意に低下していた。 一方、 出血リスクについてはアスピリン単剤群とDAPT延長群に有意差はなかった。 試験結果はN Engl J Medに発表された。
PCI後のアスピリン単剤療法と、 クロピドグレル+アスピリンを12ヵ月追加する治療を比較した試験であり、 より強力なP2Y12阻害薬やクロピドグレル単剤療法など、 他の抗血栓療法との比較は行われていません。
🔢 DAPTスコア
📖【Lancet】PCI後の維持療法、 10年追跡でクロピドグレルがアスピリンに優位
多枝冠動脈疾患患者では、 虚血イベントのリスクを低下させるためステント留置後12ヵ月間のDAPTが行われることが多い。 一方で、 DAPT期間中にイベントが認められなかった患者に対して、 DAPTを12ヵ月を超えて延長する意義は不明だった。
本試験は中国の97施設で実施されたオープンラベル・無作為化比較試験である。 対象は18~75歳の多枝冠動脈疾患患者で、DES留置後の12ヵ月間のDAPT中に主要な虚血性イベントまたは出血性イベントが認められなかった者とした。 患者は以下の2群に1:1で無作為に割り付けられ、 さらに12ヵ月間の治療を受けた。
有効性の主要評価項目は心血管死、 非致死性心筋梗塞、 非致死性脳卒中の複合とし、 安全性の主要評価項目は臨床的に重要な出血または大出血 (BARC出血基準≧Type 2) とした。 追跡期間中央値は34.3ヵ月であった。
追跡期間中に有効性の主要評価項目 (心血管死、 非致死性心筋梗塞、 非致死性脳卒中の複合) は、 DAPT延長群で4,125例中222例、 アスピリン単剤群で4,125例中266例に発生した。 36ヵ月時点のKaplan-Meier法で推定した累積発生率は、 DAPT延長群で5.8%、 アスピリン単剤群で6.8% (群間絶対差 約1.0㌽) であり、 DAPT延長群ではアスピリン単剤群と比べて有意に低かった (HR 0.82, 95%CI 0.69-0.98, p=0.03)。
安全性の主要評価項目である臨床的に重要な出血または大出血は、 DAPT延長群で51例、 アスピリン単剤群で57例に発生した。 36ヵ月時点のKaplan-Meier法で推定した累積発生率はそれぞれ1.4%、 1.5% (HR 0.89, 95%CI 0.61-1.30, p=0.54) であり、 両群間に有意差は認められなかった。
著者らは、 「多枝冠動脈疾患を有しDES留置後12ヵ月時点で安定していた患者において、 クロピドグレルとアスピリンによるDAPTをさらに12ヵ月延長することは、 アスピリン単剤を継続した場合と比べて心血管死、 非致死性心筋梗塞、 非致死性脳卒中のリスクを低下させ、 出血リスクを高めることはなかった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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