【Kidney Int】ICI関連腎毒性の診断と管理で米国腫瘍腎臓学会が声明
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4日前

【Kidney Int】ICI関連腎毒性の診断と管理で米国腫瘍腎臓学会が声明

【Kidney Int】ICI関連腎毒性の診断と管理で米国腫瘍腎臓学会が声明
米国腫瘍腎臓学会 (ASON) は、 免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) 関連の腎毒性の診断および管理におけるポジション声明を発表した。 

📘原著論文

Diagnosis and Management of Immune Checkpoint Inhibitor-Associated Nephrotoxicity: A Position Statement from the American Society of Onco-nephrology. Kidney Int. 2024 Oct 23:S0085-2538(24)00724-5. Online ahead of print. PMID: 39455026.

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

実臨床に沿えば、 無理にガイドラインやレビューのような形にしなくてもposition statementで発表するのも一つの方法だと思います。


背景

癌治療におけるICI投与時のirAEが課題

ICIは近年、 複数の悪性腫瘍に対する治療の基幹となっている。 しかし、 ICIは急性腎障害 (AKI) を含むさまざまな免疫関連有害事象(irAE) を引き起こすリスクを有し、 急性間質性腎炎を筆頭に、 糸球体疾患や電解質異常などのirAEが報告されている。

ポジション声明の内容

ICI関連AKIの診断・管理としてリスク因子や病理学的特徴を提示

ASONのポジション声明では、 主にICI関連AKIについて以下の3点が提示された。

  • 発生率、 リスク因子、 病態生理学的機序および臨床病理学的特徴の要約
  • 新たな診断アプローチと有望なバイオマーカーの議論
  • 初期評価、 診断、 管理、 免疫抑制療法、 ICI再投与時の考慮に関する臨床上の注意点

なお、 詳細は原著論文を確認されたい。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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