MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公
6ヶ月前

メイヨークリニック感染症科 松尾貴公先生による連載です。 今回は 「見学生を受け入れるときの3つのテクニック」 を紹介します。
皆さんは、 進路選択のために病院見学に訪れる医学生と接する機会はありますか?
頻度は病院や地域によって違いますが、 夏休みなど学生の長期休暇中に接する機会があるかと思います。 本稿では、 医学生の見学を受け入れる際のコツを紹介します。
まず大前提として、 見学生は貴重な時間と費用をかけて、 皆さんの病院を選び、 足を運んでいるということを忘れないようにしましょう。
忙しい臨床現場で、 見学生が行動を共にすることを負担に感じる方も少なくないと思います。 しかし、 相手にとっては一度きりの重要な体験であり、 皆さんの行動ひとつで印象が大きく変わることもあります。
病院のハード面 (施設や設備、 給与、 症例数) はもちろんですが、 現場の雰囲気や人の温かさも、 研修先選びにおいて大きな決め手になります。 まずは見学生を 「歓迎する」 ことから始めてみましょう。
一流ホテルでは、 挨拶や笑顔で温かく迎えることを徹底しています。 このホスピタリティを参考にしましょう。 例を示します。

一流ホテルでは、 お客様を 「お客様」 ではなく名前で呼ぶことを徹底しています。 名前で呼ぶことで、 相手は 「自分を覚えてもらえている」 と感じられます。
医学生に対しても、 「学生さん」 と一括りにせず、 できるだけ早く名前を覚えましょう。 逆の立場で考えると、 どれだけ嬉しいことかが分かるはずです。
病院見学は 「お客様対応・見学」 ではなく、 「共に働く仲間として接する」 ことが理想です。 例を示します。

こうした関わりは、 コーチングの視点では "Acknowledgement (承認) "と呼ばれます。 自分の存在価値を実感してもらう、 重要な要素です。
チームの一員として受け入れられる雰囲気作りは、 見学生にとって病院選択の重要な要素です。 皆さんもぜひ、 これらを参考に見学生を積極的に受け入れてみて下さい。

レジデントのためのビジネススキル・マナー
医師として成功の一歩を踏み出す仕事術55
本書では自分が失敗から学んできた社会人としての院内・院外で必要なマナーや、 医師としての心得、 自己成長を成し遂げていくために必要な仕事術を解説していきます。 特に若手医師の皆さんにこれらを少しでも早い段階で共有することにより、 医師としてのキャリアを成功させるためのお手伝いが少しでもできれば幸いです。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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