松山赤十字病院 (愛媛県松山市) は､ 希望の進路に合わせて柔軟に変更できる自由度の高い研修プログラムが特徴です｡ 初期研修医2年次の宮内崇裕先生と､ 1年次の冨田大伸先生､ 篠﨑舞子先生に､ それぞれ率直な感想などを聞きました｡

研修先の決め手

救急で豊富な経験 / 温かい雰囲気

――松山赤十字病院を研修先に選んだ決め手は？

篠﨑先生

｢救急でファーストタッチの経験を多く積み､ プライマリーケアをしっかり学ぶことができると感じました｡ 病院見学時に､ 研修医が患者さんに対して検査から治療方針の説明まで迅速に対応しているのを見て､ 自分も同じように動けるようになりたいと思いました｣

冨田先生

｢私が見学時に挨拶をすると､ とても気持ちの良い挨拶が返ってきて温かい雰囲気を感じました｡ 非常に教育熱心な先生が多く､ 自分の実力を高めていけると思いました｣

指導医からレクチャーを受ける冨田先生 (左) と篠﨑先生 (中央)

研修の特徴

興味に合わせて自由にプログラム変更

――研修の特徴は？

宮内先生

｢2年目になると､ 年間スケジュールを自分で組むことができるため､ 自由度が高いです｡ 1年目は初めに大まかな年間プログラムを決めますが､ 自分の興味や必要性に応じて柔軟にプログラムを変更することができます｣

｢34の診療科が揃っており､ 興味のある科を選びやすい環境が整っています｡ 二次救急病院ですが､ 徳島や和歌山で三次救急対応をする関連病院での研修も可能で､ 幅広い救急経験が積めるのも魅力です｣

毎週木曜の朝には医師やコメディカルが講義を行っており､ 幅広い知識が学べるという

多職種でみなさんをサポート

――実際に入職した感想は｡

宮内先生

｢指導体制が整っており､ 救急や多くのcommon diseaseを経験できました｡ 検査部のワークショップ､ 病理や放射線科からのレクチャーなど各部門からの教育も充実していました｣

｢一方､ 医学生とは異なり､ 想像以上に責任のある仕事が任されることが分かりました｡ 指導医の監督のもとですが､ 手技や治療に関して自分で考え､ 積極的な行動が求められます｡ 刺激になる反面､ 力不足を感じることも多く､ 貴重な経験をしていると思います｣

病理診断科部ワークショップでの宮内先生

病院の雰囲気

職種関係なくリスペクトする関係性

同期との会話は気分転換になるという

――研修医同士や上級医との関係性は

冨田先生

｢研修医同士は仲が良く､ 成功談や失敗談を共有しあっています｡ 実際に自分がその場面に直面したらどう対処すればよいか､ 参考になります｡ 上級医は教育熱心な先生が多く､ 厳しくも優しく丁寧な指導がとても有り難いです｣

｢コメディカルスタッフも､ 研修医の事情を理解し､ 失敗した時でも嫌な顔をせずに優しく指導してくれます｡ 職種関係なくリスペクトを感じる場面が多く､ 気持ちの良い職場環境だと感じています｣

オフタイム

自然の風景を満喫

自然の中を散歩してリフレッシュ

――休日の過ごし方は｡

冨田先生 ｢走ることが好きなのでジョギングをしています｡ リフレッシュの時間をしっかり取れるのは良いですね｣

宮内先生 ｢松山市は周りに自然が多いのも大きな魅力で､ 休みの日は自然を満喫しています｡ 松山城の桜が見える場所は本当にきれいで､ 大好きなスポットです｣

｢研修医は有給を取りづらいイメージがあると思いますが､ 当院では安心して休みを取得できます｣

安心して挑戦ができる

――最後に､ 医学生へメッセージを｡

宮内先生

｢当院はやりたいことが明確な人も､ まだ迷っている人も､ どちらにとっても素晴らしい環境です｡ 研修を通じて､ 自分の進むべき道を見つけられると思うので､ おすすめです｣

冨田先生

｢裁量を持って様々な経験を積むことができ､ 自分が日々成長しているのを実感できます｡ 環境を変えることに不安を感じている人でも､ この病院での研修を通して視野が広がり､ 新しい発見があると思います｣

篠﨑先生

｢プログラムがとても自由で､ 自分の進路が決まっていない人でも安心して研修できる環境です｡ 私も進路がまだ決まっておらず､ どの科を選ぼうか不安になることもありますが､ 実際に研修して『ちょっと違う』と感じたら変更できる柔軟さがあります｣

先生方のプロフィール

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