【CABOSUN試験】腎細胞癌に対するカボザンチ二ブ (1次治療)
著者

HOKUTO編集部

10ヶ月前

【CABOSUN試験】腎細胞癌に対するカボザンチ二ブ (1次治療)

【CABOSUN試験】腎細胞癌に対するカボザンチ二ブ (1次治療)
未治療の局所進行性または転移を有する淡明細胞型腎細胞癌患者において、 カボザンチニブの効果を、 スニチニブ単独療法を対照に検証した第Ⅱ相無作為化比較試験CABOSUNの結果より、 無増悪生存期間 (PFS) および奏効率 (ORR) に対する有益性が示された。

原著論文

▼中間解析結果

Cabozantinib Versus Sunitinib As Initial Targeted Therapy for Patients With Metastatic Renal Cell Carcinoma of Poor or Intermediate Risk: The Alliance A031203 CABOSUN Trial. J Clin Oncol. 2017 Feb 20;35(6):591-597. PMID: 28199818

▼追跡結果

Cabozantinib versus sunitinib as initial therapy for metastatic renal cell carcinoma of intermediate or poor risk (Alliance A031203 CABOSUN randomised trial): Progression-free survival by independent review and overall survival update. Eur J Cancer. 2018 May;94:115-125. PMID: 29550566

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CABOSUN試験の概要

対象

全身療法の治療歴のない、 局所進行性または転移を有する淡明細胞型腎細胞癌患者

方法

157例を以下の2群に1:1で割り付けた。

  • カボザンチニブ群 (79例)
カボザンチニブ60㎎を1日1回連日投与
  • スニチニブ群 (78例)
スニチニブ50㎎を1日1回4週間経口投与後、 2週休薬

評価項目

  • 主要評価項目:PFS
  • 副次評価項目:OS、 全奏効率 (ORR)、 安全性

CABOSUN試験の結果

患者背景

両群間で同様であった。

PFS中央値 (95%CI)

  • カボザンチニブ群:8.6ヵ月 (6.8-14.0ヵ月)
  • スニチニブ群:5.3ヵ月 (3.0-8.2ヵ月)
HR 0.48 (95%CI0.31-0.74)、 P=0.0008

OS中央値 (95%CI)

  • カボザンチニブ群:26.6ヵ月 (14.6ヵ月-未到達)
  • スニチニブ群:21.2ヵ月 (16.3-27.4ヵ月)
HR 0.80 (95%CI 0.53-1.21)

ORR (95%CI)

  • カボザンチニブ群:20% (12.0-30.8%)
  • スニチニブ群:9% (3.7-17.6%)

有害事象

治療関連AE (グレード3以上) の発現率

  • カボザンチニブ群:68%
  • スニチニブ群:65%

AEによる死亡はカボザンチニブで3例 (4%) 、スニチニブで7例 (10%) に認めた。

著者らの結論

カボザンチニブ投与はスニチニブ投与と比較し、 局所進行性または転移を有する淡明細胞型腎細胞癌患者の初回治療として、 PFS を有意に延長し、 ORRを改善させた。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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