HOKUTO編集部
1年前
未治療の局所進行性または転移を有する淡明細胞型腎細胞癌患者において、 カボザンチニブの効果を、 スニチニブ単独療法を対照に検証した第Ⅱ相無作為化比較試験CABOSUNの結果より、 無増悪生存期間 (PFS) および奏効率 (ORR) に対する有益性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果
全身療法の治療歴のない、 局所進行性または転移を有する淡明細胞型腎細胞癌患者
157例を以下の2群に1:1で割り付けた。
両群間で同様であった。
HR 0.48 (95%CI0.31-0.74)、 P=0.0008
HR 0.80 (95%CI 0.53-1.21)
治療関連AE (グレード3以上) の発現率
AEによる死亡はカボザンチニブで3例 (4%) 、スニチニブで7例 (10%) に認めた。
カボザンチニブ投与はスニチニブ投与と比較し、 局所進行性または転移を有する淡明細胞型腎細胞癌患者の初回治療として、 PFS を有意に延長し、 ORRを改善させた。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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