海外ジャーナルクラブ
4ヶ月前

Martlingらは、 PI3K経路の遺伝子に体細胞変異を有するⅠ-Ⅲ期の限局性大腸癌*患者1,103例を対象に、 低用量アスピリン (160mgを1日1回) の再発抑制効果を海外多施設共同第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験ALASCCAで評価した。 その結果、 PIK3CAエクソン9または20のホットスポット変異を有する患者515例において、 3年累積再発率推定値はアスピリン群が7.7%であり、 プラセボ群の14.1%と比べて再発リスクが有意に低減した (HR 0.49 [95%CI 0.24-0.98]、 p=0.04)。 それ以外の中等度~高度の影響度の体細胞変異をPIK3CA、 PIK3R1、 PTENのいずれかに有する患者588例でも、 3年累積再発率推定値はそれぞれ7.7%、 16.8%とアスピリン群で有意な低減を示した (HR 0.42 [95%CI 0.21-0.83])。
アスピリンの主要な作用は、 大腸癌細胞内で異常に活性化しているPI3K経路を標的として阻害することにあります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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