海外ジャーナルクラブ
20日前

Wilmotらは、 基礎インスリンおよび近年の治療薬で管理中の2型糖尿病患者における、 持続血糖モニタリング (CGM) の有用性を自己血糖測定 (SMBG) と比較した。 その結果、 16週までの自己管理期間および17~32週までの医師支援下の両期間で、 CGM群はSMBG群に比べHbA1cを有意に低下させた。 具体的には、 HbA1c値の群間差は16週時点で-0.6 (8.0% vs 8.7%)、 32週時点で-0.5 (7.8% vs 8.3%) であった。 試験結果はLancet Diabetes Endocrinol誌に発表された。
試験終了時点でHbA1c目標値 (7%未満) を達成したのはCGM群のうち20%に留まりましたが、 改善効果は継続傾向を示しており、 さらなる最適化の余地と未解決の課題が残されています。
2型糖尿病は全糖尿病の約90%を占め、 疾患負担も大きい。 HbA1cは長期合併症リスクと関連する重要指標であるが、 基礎インスリンや近年登場した糖尿病治療薬で管理されている患者での持続血糖モニタリング (CGM) の有用性は不明である。
本研究では、 2型糖尿病患者でのリアルタイムCGMの有効性を検証した。
本研究は、 英国で実施された非盲検・並行群間・無作為化比較試験 (FreeDM2) である。 対象は、 基礎インスリン、 SGLT2阻害薬、 GLP-1受容体作動薬、 GIP/GLP-1受容体作動薬により管理され、 HbA1c 7.5~11.0%の成人2型糖尿病患者であり、 CGM群 (介入群) と自己血糖測定 (SMBG) 継続群 (対照群) に2:1で割り付けた。
試験は2つの期間で構成され、 第1期 (1~16週) は基礎インスリンの自己調整を含む自己管理期間、 第2期 (17~32週) は国内ガイドラインに従い追加治療可能な医師支援下の管理期間とした。
主要評価項目は16週時点のHbA1cの群間差、 主要な副次評価項目は32週時点の群間差とした。 安全性についても評価した。
303例が無作為化された (CGM群 : 198例、 SMBG群 : 105例)。 ベースライン時のHbA1cは、 CGM群で8.8% (SD 1.0)、 対照群で8.8% (1.1) であった。
HbA1cは16週時点および32週時点で、 CGM群でSMBG群に比べ、 有意に低下した。
HbA1c (CGM群 vs SMBG群)
調整差 -0.6 (95%CI -0.8~-0.3、 p<0.0001)
調整差 -0.5 (95%CI -0.7~-0.2、 p<0.0001)
デバイス関連でない有害事象の発現率は両群で同程度であり、 重症低血糖はSMBG群で2件認められた。
著者らは、 「基礎インスリンや近年の治療薬で管理中の2型糖尿病患者において、 リアルタイムCGMは、 自己管理期間および医師支援下の管理期間のいずれにおいても、 SMBGと比較して血糖管理を改善した」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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