海外ジャーナルクラブ
10日前

Meertenらは、 BTK阻害薬未治療の再発・難治性マントル細胞リンパ腫 (R/R MCL) 患者を対象に、 自家由来CD19標的CAR-T細胞療法brexucabtagene autoleucel (brexu-cel) の有効性および安全性を海外多施設共同第Ⅱ相単群試験ZUMA-2のコホート3で評価した。 その結果、 brexu-celによる客観的奏効率 (ORR) は91%であり、 主要評価項目を達成した。 本研究はBlood誌において発表された。
brexu-cel治療では重篤な有害事象 (AE) が予想され、 実際に発現しましたが、 多くは試験中に改善し、 新たな安全性シグナルは検出されませんでした。 重篤なAEのリスクはあるものの、 R/R MCL患者において有意な抗腫瘍効果が示されています。
brexu-celは、 BTK阻害薬既治療で成人のR/R MCL患者を対象とした第Ⅱ相ZUMA-2試験のコホート1の結果に基づき、 海外で承認されている。 同コホートにおいて、 brexu-celによるORRは93%、 完全奏効 (CR) 率は67%であった。
そこで本研究では、 より早期のラインであるBTK阻害薬未治療患者を対象とした同試験のコホート3における主解析結果が報告された。
R/R MCLを有する成人患者95例が登録され、 うち86例を対象に2×10⁶個/kgのbrexu-celが投与された。
主要評価項目は、 独立放射線画像評価委員会 (IRRC) 判定によるORRであった。
追跡期間中央値15.5ヵ月におけるORRは91%* (95%CI 82.5-95.9%、 p<0.0001) であり、 主要評価項目を達成した。
CR率は73% (95%CI 62.6-82.2%) であった。
12ヵ月時の推定無増悪生存 (PFS) 率、 奏効持続率、 および全生存 (OS) 率は、 それぞれ75%、 80%、 90%であった。
登録患者95例全体では、 ORRは82%、 CR率は66%であり、 12ヵ月時のPFS率およびOS率はそれぞれ73% (95%CI 62.1-80.8%)、 85% (95%CI 75.6-90.7%) であった。
Grade3以上の治療関連有害事象 (TRAE) が88%で認められ、 そのうちGrade5のTRAEが4例報告された。
著者らは 「同試験のコホート1と一貫してbrexu-celは高いORRを示し、 類似した安全性プロファイルを示した。 これらの結果は、 R/R MCL患者におけるbrexu-celの継続的な使用を支持するとともに、 BTK阻害薬未治療かつ高リスク疾患を有する一部の患者における新たな治療選択肢となる可能性を示している」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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