【Annu Rev Med】IgA腎症 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

15日前

【Annu Rev Med】IgA腎症 総説 「何が分かる?」

【Annu Rev Med】IgA腎症 総説 「何が分かる?」
世界の注目レビュー論文を紹介する「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のAnnual Review of Medicineに掲載された 「IgA腎症」 に関する総説を取り上げます。 
IgA腎症は世界で最も一般的な原発性糸球体疾患であり、 本総説では発症機序に基づく最新の治療選択肢や各薬剤の第III相試験結果が体系的に整理されています。 

この論文で学べる11の要点

❶「最多の原発性糸球体腎炎」で東アジアに多い

 診断時50%以上がCKDステージ3以上。10年で30~40%が腎不全

❷重要予後因子のひとつは「蛋白尿」

 1g/日を超えて1g増える毎に腎機能低下が10~25倍加速と報告

❸治療目標の目安は「蛋白尿≦0.3g/日」

 UPCR≦0.2g/g・成人は年間eGFR低下≦1mL/minも提案

❹KDIGO推奨は「IgA標的薬・基盤治療」同時開始

 病原性IgA産生を抑える治療と基盤的CKD管理の併用を推奨

❺基盤治療は「降圧・減塩・最大耐用量RAS阻害」

 収縮期血圧<120mmHg・Na<2g/日。体重正常化や禁煙も

❻SGLT2阻害薬で腎疾患進展リスク「51%減」

 SMART-Cメタ解析13RCTでRR 0.49。RAS阻害薬使用下の成績

❼sparsentanは36週で蛋白尿「49.8%減」

 PROTECT試験(ベースライン減少率)。 イルベサルタンは15.1%減

❽atrasentanは36週で蛋白尿「36%減」

 ALIGN試験(プラセボ比)

❾TRFブデソニドは「回腸標的」局所作用ステロイド

 IgA産生を局所抑制。NefIgArd試験で蛋白尿を最大50%減

❿Iptacopanは「経口B因子阻害薬」

 APPLAUSE試験で9ヵ月24-h UPCR 38.3%減 (プラセボ比)

⓫補体阻害薬は「髄膜炎菌・肺炎球菌ワクチン」必須

 米国指針(試験登録前)で接種必須。インフルエンザ菌b型も強く推奨

原著論文で詳細を確認する

Recent Advances in Immunoglobulin A Nephropathy: New Treatment Options. Annu Rev Med. 2026 Jan;77:267-279.

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【Annu Rev Med】IgA腎症 総説 「何が分かる?」

Q. IgA腎症の治療目標蛋白尿値は?

Q. IgA腎症のSGLT2阻害薬の根拠は?

Q. スパルセンタンとアトラセンタンの違いは?

Q. TRFブデソニドの作用機序は?

Q. 補体阻害薬で接種必須のワクチンは?

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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