海外ジャーナルクラブ
1年前
Pappらは、 中等症~重症の尋常性乾癬患者を対象に、 ヒト化抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体リサンキズマブによる治療の長期安全性と有効性第Ⅲ相非盲検延長試験LIMMitlessで検討。 中間解析の結果、 リサンキズマブの最長5年の継続投与における忍容性は良好であり、 持続的かつ高い有効性が示された。 本研究はJ Am Acad Dermatol誌において発表された。
limitationとしてコントロール群がありませんが、 通常10~15%程度の効果がさまざまな民間療法でも得られますので同程度と仮定してみても十分な効果と言えます。
乾癬は慢性の炎症性皮膚疾患であり、 長期にわたる治療が必要になることが多い。
中等症~重症の尋常性乾癬患者
リサンキズマブ150mgの投与 (12週ごとに皮下注射)
先行研究でリサンキズマブ群に無作為化された897例のうち、 データカットオフ時点で治療を継続していたのは706例であった。
TEAE、 投与中止に至ったTEAE、 特に注目すべきTEAEの発現率は、 いずれも低率であった。
リサンキズマブの最長5年の継続投与は忍容性が高く、 持続的な有効性が示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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