【Ann Oncol】オシメルチニブ後TROP2-ADC併用、 mOS 26.2ヵ月
著者

海外ジャーナルクラブ

23日前

【Ann Oncol】オシメルチニブ後TROP2-ADC併用、 mOS 26.2ヵ月

【Ann Oncol】オシメルチニブ後TROP2-ADC併用、 mOS 26.2ヵ月
Riessらは、 オシメルチニブ治療後に進行したEGFR変異陽性非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者に対するオシメルチニブ+Dato DXd (ダトポタマブ デルクステカン) 併用について第Ⅱ相ORCHARD試験で評価した。 その結果、 Dato-DXd 4mg/kg群および6mg/kg群にて、 客観的奏効率はそれぞれ43%、 36%、 全生存期間中央値は19.8ヵ月、 26.2ヵ月であり、 6mg/kg群にてより持続的なベネフィットが示された。 安全性に関しては、 グレード3以上の有害事象がそれぞれ49%、 76%に認められた。 試験結果はAnn Oncol誌に発表された。 

📘原著論文

Osimertinib plus datopotamab deruxtecan in patients with EGFR-mutated advanced NSCLC post-progression on first-line osimertinib: ORCHARD. Ann Oncol. 2026 Mar 2:S0923-7534(26)00070-0. Online ahead of print. PMID: 41780641

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

中枢神経 (CNS) に関する探索的解析については、 CNS病変が非ターゲット病変として扱われていること、 ベースラインでCNS転移がない患者では定期的な脳画像評価が行われていないこと、 病勢進行後の画像評価が行われていないことなどの理由から、 評価に限界があります。

関連コンテンツ

【解説】 Dato DXd+オシメルチニブによるbeyond-PD戦略

解説 : 千葉大・齋藤合先生

💊Osimertinib

タグリッソ

💊Dato-DXd (Datopotamab deruxtecan)

ダトロウェイ

背景

オシメルチニブ+Dato DXdの最終報告

ORCHARDは、 オシメルチニブによる1次治療後に進行したEGFR変異陽性非小細胞肺癌 (NSCLC) における新規併用療法を評価する第Ⅱ相試験であり、 本論文ではオシメルチニブ+Dato DXd併用の最終データが報告された。

研究デザイン

Dato-DXd 4mg/kg or 6mg/kgを投与

対象はオシメルチニブ治療後に進行したEGFR変異陽性NSCLC患者であり、 経口オシメルチニブ80mgを1日1回投与に加え、 Dato-DXdを3週間毎に4mg/kgまたは6mg/kg静注投与された。

主要評価項目は、 担当医評価による客観的奏効率 (ORR) とした。 副次評価項目は、 無増悪生存期間 (PFS)、 奏効期間 (DoR)、 全生存期間 (OS)、 安全性であった。

結果

mOSは4mg/kg群で19.8ヵ月、 6mg/kg群で26.2ヵ月

69例が試験薬を投与された (Dato-DXd 4mg/kg群 : 35例、 6mg/kg群 : 34例)。 Dato-DXd各投与量群の結果は以下の通りであった。

ORR

  • 4mg/kg群 : 43% (80%CI 32-55%)
  • 6mg/kg群 : 36% (80%CI 25-49%)

PFS (中央値)

  • 4mg/kg群 : 9.5ヵ月 (95%CI 7.2-9.8ヵ月)
  • 6mg/kg群 : 11.7ヵ月 (95%CI 8.3-21.7ヵ月)

DoR (中央値)

  • 4mg/kg群 : 6.3ヵ月 (95%CI 3.8-8.1ヵ月)
  • 6mg/kg群 : 20.5ヵ月 (95%CI 6.2ヵ月-NC、 中央値推定値16ヵ月以上)

OS (中央値)

  • 4mg/kg群 : 19.8ヵ月 (95%CI 13.5-23.3ヵ月)
  • 6mg/kg群 : 26.2ヵ月 (95%CI 14.8ヵ月-NC、 4 mg/kg群以上と推定)

6mg/kg群で有害事象高頻度、 59%要減量

4mg/kg群および6mg/kg群で、 グレード3以上の有害事象はそれぞれ49%、 76%に認められ、 Dato-DXd減量を要した患者は23%、 59%であった。 間質性肺疾患・肺炎は3%、 15%に生じた。

結論

オシメルチニブ80mg併用時のDato-DXdの開始用量には6mg/kgが推奨

著者らは、 「Dato-DXd併用の臨床的ベネフィットが示された。 6mg/kg群では有害事象がより高頻度かつ重度であったが、 用量調整などで管理可能であった。 リスク・ベネフィットを踏まえると、 オシメルチニブ80mg併用時のDato-DXdの開始用量には6mg/kgが推奨される」 と報告している。

ポストのGif画像
【Ann Oncol】オシメルチニブ後TROP2-ADC併用、 mOS 26.2ヵ月の全コンテンツは、医師会員限定でアプリからご利用いただけます*。
*一部のコンテンツは非医師会員もご利用いただけます
臨床支援アプリHOKUTOをダウンロードしてご覧ください。
今すぐ無料ダウンロード!
こちらの記事の監修医師
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
QRコードから
アプリを
ダウンロード!
【Ann Oncol】オシメルチニブ後TROP2-ADC併用、 mOS 26.2ヵ月