若手医師が2~3学会に所属するワケ、Jストリーム調査
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HOKUTO通信

5ヶ月前

若手医師が2~3学会に所属するワケ、Jストリーム調査

若手医師が2~3学会に所属するワケ、Jストリーム調査
若手医師の半数以上は2〜3学会に所属しているーー。 こんな実態が、 日本最大級の動画配信サービスを手掛けるJストリーム (東京) の調査で明らかとなった。

細かい専門領域がある診療科は所属数が多い傾向

同社は今年10月、 「若手医師の学会所属等に関する意識調査」をテーマにオンラインアンケートを実施。 医学部を2014〜2021年に卒業した医師538人から回答を得た。

調査によると、 大半の医師は学会に所属しており、 所属数は3学会(28.3%)、 2学会 (26.4%)で55%を占めた。 「特に内科や外科のようなサブスぺシャルティ領域が多く紐づく診療科の医師は学会所属数が多い傾向にある」 (同社)という。

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Jストリームの発表資料より

入会理由は圧倒的に 「専門医・認定医の取得」

学会に入会した理由を尋ねる (複数回答可) と、「専門医・認定医の取得 (更新) をするため」が、 1~3番目に入会した学会でいずれも圧倒的に多かった。

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Jストリームの発表資料より

学会の情報発信で役に立ったのは?

学会の情報発信について、 内容別に有用度を尋ねたところ、 「 専門医取得・更新」は72%が 「役に立っている」 と回答する一方、 「役に立っていない」 「見たことがない」 は9.7%にとどまり、 関心の高さが伺える結果となった。

「専門医以外の資格取得・更新」 は52%、 「症例・処置等」 は61%が役に立っていると回答した。

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Jストリームの発表資料より

診療科の選択理由 「ワークライフバランス」 は3割

診療科の選択理由 (複数回答可) は 「疾患や症状への興味・関心」 が最多の73%で、 「診療行為や手技への興味・関心」(50.7%)、 「自身の性格や適性とのマッチング」 (35.9%) と続いた。

医師の働き方改革で注目される 「ワークライフバランス」 30.3%だった。

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Jストリームの発表資料より

まとめ

Jストリームは 「医師のキャリアステップに合わせて適切な情報発信を学会が実施していくことで、 各診療領域の持つ魅力やロールモデル、 専門医や認定医等を取得しながらキャリアアップしていくメリットを医師に訴求でき、 学会員の確保や満足度の向上につながると考えられる」 と分析している

参考資料

Jストリーム:「若手医師の学会所属等に関する意識調査」 を実施

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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