「医療関係者のためのワクチンガイドライン」 改訂第4版が公開
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HOKUTO編集部

4ヶ月前

「医療関係者のためのワクチンガイドライン」 改訂第4版が公開

「医療関係者のためのワクチンガイドライン」 改訂第4版が公開
日本環境感染学会は2024年11月25日、 「医療関係者のためのワクチンガイドライン 第4版」 を公開した。 本改訂では、 麻疹や風疹ワクチン接種の基準、 組換え帯状疱疹ワクチンの適応症、 SARS-CoV-2ワクチンに関する新情報などを追記している。 また、 抗体検査の基準や接種回数の制限についても具体的に規定された。 
「医療関係者のためのワクチンガイドライン」 は、 医療機関における院内感染対策の一環として行う、 医療関係者への予防接種についてのガイドラインである。 「医療機関という集団での免疫度を高める (mass protection) ことが基本的な概念」 としている。

第4版での改訂点

麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘ワクチン

抗体検査に関する記載が追加された。

  • 1歳以上で 「2回」 の予防接種の記録が確認できた場合は抗体検査は必須ではない。
  • 1歳以上で 「2回」 の予防接種の記録の確認後に抗体検査を実施した場合のその後の対応は、 医療機関と本人が個別に判断することになるが、 1歳以上で 「4回以上」 の接種は推奨しない。
「今すぐの接種は不要」 の抗体価まで接種を受け続けなければならない、という誤解から、 5回以上の接種が行われたことから、本記載が追加された。

B肝、 麻疹、 風疹、 流行性耳下腺炎、 水痘

新しい抗体価の測定法が追記された。

組換え帯状疱疹ワクチン

適応症の追加に伴う接種対象者が追加された。

SARS-CoV-2ワクチン

新たなエビデンスの追記に加え、 新しいワクチンについても言及された。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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