HOKUTO編集部
1年前
血管内皮増殖因子受容体 (VEGFR) 標的療法後に進行が認められた、 根治切除不能または転移性の腎細胞癌患者において、 カボザンチニブ投与の効果を、 エベロリムス投与を対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験METEORの結果より、 無増悪生存期間 (PFS) 、 全生存期間 (OS) および奏効率 (ORR) に対する有益性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果
VEGFR標的療法後に進行が認められた、 根治切除不能または転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者
658例を以下の2群に1:1で割り付けた。
両群間で同様であった。
HR 0.51 (95%CI 0.41-0.62)、 P<0.0001
初回報告時、 OS中央値は両群いずれも未到達だった。
HR 0.66 (95%CI 0.53-0.83)、 P=0.00026
p<0.001
治療関連AE (グレード3以上) の発現率
治療関連死はカボザンチニブ群で1例、 エベロリムス群で2例であった。
カボザンチニブ投与は、 エベロリムス投与と比較し、 PFSとOSを延長させ、 ORRを改善させることが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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