海外ジャーナルクラブ
3日前

国立がん研究センター東病院頭頸部内科長の田原信氏らの研究グループは、 術後高リスクの局所進行頭頸部扁平上皮癌 (LA-SCCHN) の術後治療において、 週1回シスプラチン (40mg/m²) 併用化学放射線療法の、 3週毎シスプラチン (100mg/m²) 併用化学放射線療法に対する非劣性を第Ⅱ/Ⅲ相無作為化比較試験JCOG1008で検討した。 その結果、 OSにおける週1回投与の非劣性が確認された。 試験結果はJournal of Clinical Oncology誌において発表された。
無作為割り付けは施設および主要な病理学的リスク因子で層別化されましたが、 T分類、 N分類、 原発部位のベースラインの不均衡が結果に影響を与えた可能性があります。
JCOG1008の中間解析では、 術後再発高リスクのLA-SCCHNに対する化学放射線療法において、 週1回シスプラチン (CDDP) が3週毎CDDPに対しOSで非劣性であることが示されていた。
対象は術後高リスクのLA-SCCHN患者だった。 261例が以下の2群に1 : 1で割り付けられた。
主要評価項目は全生存期間 (OS) だった。
最終解析時点の追跡期間中央値は5.6年であった。 5年OSは3週毎群58.7%・週1回群71.2%であり (HR 0.76 [95%CI 0.52-1.12])、 HRの95%信頼区間上限 (1.12) が事前規定の非劣性マージン (1.32) を下回り、 週1回投与の非劣性が確認された。
5年無再発生存期間 (RFS) および5年局所RFSは、 いずれも週1回投与群で数値的に良好であった。
晩期有害事象は、 いずれも両群間で10%を超える差を示さなかった。
著者らは、 「本試験の結果は、 術後再発高リスクLA-SCCHN患者における、 週1回CDDP+放射線療法の使用を、 妥当な選択肢としてさらに支持するものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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