海外ジャーナルクラブ
19時間前
Fontanaらは、 心筋症があるトランスサイレチン型心アミロイドーシス (ATTR-CM) 患者を対象に、 CRISPR-Cas9を用いた遺伝子編集療法nexiguran ziclumeran (nex-z) の安全性と効果を第I相非盲検試験で検討した。 その結果、 患者計36例 (NYHAクラスIII 50%、 変異型ATTR-CM 31%) がnex-zの治療を受け、 12ヵ月間以上の追跡を完了した。 血清TTR値のベースラインからの平均変化率は、 28日時点で-89% (95%CI -92~-87)、 12ヵ月時点で-90% (95%CI -93~-87) であった。 5例に一過性の輸注関連反応、 2例に治療関連の一過性の肝酵素上昇がみられた。 14例に重篤な有害事象が報告されたが、 そのほとんどはATTR-CMの症状と考えられた。
新規治療なので長期の観察が必要で、 特に遺伝子療法の場合、 その期間は15年とガイダンスで決められています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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