海外ジャーナルクラブ
16日前
Gaoらは、 薬剤塗布バルーン治療後の急性冠症候群 (ACS) 患者に用いる二重抗血小板療法 (DAPT) の段階的減薬療法について、 標準DAPT療法に対する非劣性試験を実施した。 段階的DAPT群は、 アスピリン+チカグレロル1ヵ月間投与後、 チカグレロル単剤を5ヵ月間、 その後アスピリン単剤を6ヵ月間投与した。 標準DAPT群はアスピリン+チカグレロルを12ヵ月投与した。 その結果、 主要評価項目である12ヵ月後の全死因死亡や心筋梗塞などを含む純臨床有害事象発生率は、 段階的DAPT群が8.9%、 標準DAPT群が8.6%で、 両群差は0.36%㌽であり、非劣性が示された (片側95%CIの上限: 2.47%、 p=0.013)。
Primary outcomeの図を見ると、180日では段階的DAPT減量群が標準的DAPT群に比べて有害臨床イベントで大きく上回っており、評価タイミングの重要性を感じます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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