海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
【BMJ】外科医は手先が器用だが､ 汚い言葉をよく使う ~ゲームで検証~
Josephらは､ 英NHS TrustのLeeds Teaching Hospitalsに勤務するスタッフ254人 (内科医60人､ 外科医64人､ 看護師69人､ 非臨床スタッフ61人) を対象に、手先の器用さとプレッシャー下での冷静さを前向き観察比較試験で検討｡ バズワイヤーゲーム*を実施し､ ①成功率 (5分以内にゲームをクリア)､ ②ゲーム中に汚い言葉を用いて悪態をつく頻度､ ③イライラして音を立てる頻度を評価した｡ その結果､ 外科医が他の職種よりも手先が器用である一方､ 汚い言葉を使う傾向にあることが明らかとなった｡
*金属製の輪をワイヤーに触れさせずに通過させることで手先の器用さと集中力を測るゲーム
①5分以内のゲーム成功率 [主要評価]
外科医は有意に高い成功率を示した (p<0.001)
- 外科医 : 84％
- 内科医 : 57％
- 看護師 : 54％
- 非臨床スタッフ : 51％
②汚い言葉での悪態率 [主要評価]
外科医が最も悪態をついていた (p=0.004)
- 外科医 : 50％
- 看護師 : 30％
- 内科医 : 25％
- 非臨床スタッフ : 23％
③イライラし音を立てる率 [副次評価]
非臨床スタッフが最も高かった (p=0.03)
- 非臨床スタッフ : 75％
- 看護師 : 68％
- 外科医 : 58％
- 内科医 : 52％
📘原著論文
👨⚕️HOKUTO監修医コメント
クリスマス前の少し遊び心のある研究です｡ 動画もあり､ また図も大変面白く作られていますので是非とも本文に目を通してください｡
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こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
編集･作図：編集部､ 監修：所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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