海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
Youngらは、 英国のHIV関連カポジ肉腫患者に対するMEK阻害薬セルメチニブ*+抗レトロウイルス療法 (ART) 併用の有効性および安全性を第Ⅰ/Ⅱ相多施設共同非盲検試験SCARTで検討した。 その結果、第Ⅱ相試験の推奨用量 (セルメチニブ75mg1日2回) を投与した12例 (第Ⅰ相で6例、 第Ⅱ相で6例) のうち1例のみが部分奏効を達成した (OR 8.3% [90%CI 0.4-33.9%])。 用量制限毒性のほか、 重篤な有害反応2件、 関連性のない重篤な有害事象 (AE) 1件、 非重篤なGrade3のAE6件が報告され、 Grade1/2のAEは360件であった。
今後は、 セルメチニブと血管新生阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬など他の薬剤との併用を検討する研究が期待されます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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