新薬承認情報
13日前
抗IL-13抗体トラロキヌマブのオートインジェクター製剤である 「アドトラーザ®皮下注300mgペン」 が、 既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に対して2024年7月に承認、 11月20日に薬価収載、 12月2日に発売された。
既存のプレフィルドシリンジ製剤である 「アドトラーザ®皮下注150mgシリンジ」 は、 2022年12月に承認され、 2024年4月から 「在宅自己注射」 が保険適用されている。
今回発売されたアドトラーザ®300mgペン製剤は、 より簡便な注射操作による治療を提供するためのもので、 患者の身体的な負担軽減および利便性の向上が期待されている。
抗IL-13抗体トラロキヌマブ
既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎
300mg 2mL1キット 4万1,859円
通常、 成人にはトラロキヌマブ (遺伝子組換え) として初回に600mgを皮下投与し、 その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与する。
本剤による治療反応は、 通常投与開始から16週までには得られる。 16週までに治療反応が得られない場合は、 投与中止を考慮すること。
Br J Dermatol. 2021 Mar;184(3):437-49.
Br J Dermatol. 2021 Mar;184(3):450-63.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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