海外ジャーナルクラブ
2日前

Landmanらは、 2剤併用抗レトロウイルス療法 (ART) でウイルス抑制が持続しているHIV陽性者を対象に、 2剤ARTの週4日短周期投与 (4/7日レジメン) について標準治療である週7日投与 (7/7日レジメン) に対する非劣性を検証した。 その結果、 ウイルス学的失敗は、 4/7日レジメン群では8例 (4%) に認められたのに対し、 7/7日レジメン群では0例であり、 非劣性は示されなかった。 試験結果はLancet HIV誌に発表された。
ベースラインで全例にDNA遺伝子型検査を実施しておらず、 潜在的な耐性変異を見逃した可能性があります。
HIV治療において、 3剤併用抗レトロウイルス療法 (ART) については既存研究より短周期投与の有用性が示されている。
本研究では、 ウイルス抑制が持続しているHIV陽性者において、 2剤併用ARTについて週4日の短周期投与 (4/7日レジメン) の週7日投与 (7/7日レジメン) に対する非劣性を検討した。
本研究は、 フランスで実施された非盲検・並行群間・多施設共同・非劣性・無作為化比較試験 (ANRS-177 DUETTO) である。 対象は18歳以上のHIV-1陽性者で、 2剤ARTにより12ヵ月超にわたり血漿ウイルス量が50コピー/mL未満に抑制されている者とした。
参加者は、 現在の2剤ARTを4/7日レジメンで継続する群、 または7/7日レジメンで継続する群に1:1で割り付けられた。
主要評価項目はmITT集団での48週時点のウイルス学的失敗とし、 snapshot解析を用いた。 非劣性は、 mITTおよびper-protocol集団の双方において失敗率差の95%CI上限が5%未満の場合とした。
433例がmITT解析に含まれた (4/7日レジメン群 : 219例、 7/7日レジメン群 : 214例)。
ウイルス学的失敗は、 4/7日レジメン群では219例中8例 (4%) に認められたのに対し、 7/7日レジメン群では214例中0例であった (調整差3.7%、 95%CI 1.2-6.2)。 Per-protocol解析でも同様の結果であり (3.7%、 95%CI 1.2-6.3)、 非劣性は示されなかった。
グレード3/4の有害事象は、 4/7日レジメン群で10例 (5%)、 7/7日レジメン群で11例 (5%) に発現し、 試験治療中止は1例、 死亡例は1例であった。
著者らは、 「週4日の短周期2剤ARTは、 ウイルス学的失敗に関して非劣性を示さず、 日常診療での使用は推奨されない」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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