海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

Benetosらは、 フランスの介護施設に入居しており、 収縮期血圧が130mmHg未満のフレイル高齢者 (80歳以上) 1,048例を対象として、 降圧薬の漸減戦略が全死亡率などに及ぼす影響を多施設共同無作為化比較試験RETREAT-FRAILで評価した。 その結果、 推定追跡期間中央値38.4ヵ月における全死亡率は、 降圧薬の漸減群 (528例) が61.7%、 通常治療群 (520例) が60.2%であり、 両群間で有意差は認められなかった (HR 1.02 [95%CI 0.86-1.21]、 p=0.78)。 収縮期血圧の変化量における群間差の補正平均値は、 4.1mmHg (95%CI 1.9-5.7mmHg) であった。 使用している降圧薬数の平均 (±標準偏差) は、 ベースラインから最終試験最終来院時までに漸減群では2.6±0.7から1.5±1.1、 通常治療群では2.5±0.7から2.0±1.1に減少した。 有害事象について、 両群間に明らかな差は認められなかった。
大変重要な研究で本邦でも医療費削減に大きく貢献すると思われます。 最初に中枢性交感神経抑制薬を中止し、 次にα遮断薬、 ループ利尿薬と1から9番まで中止する降圧剤を順番でアルゴリズム化しています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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