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2日前

Zhangらは、 左心疾患に伴う肺高血圧を有する心不全患者を対象に、 ガイドラインに基づく薬物療法への肺動脈除神経術 (PADN) の上乗せ効果を、 多施設共同無作為化比較試験PADN-HF-PHで検討した。 その結果、Kaplan-Meier推定2年時の臨床的悪化リスクは、 薬物療法単独群と比べ、 PADN併用群で約半減することが明らかとなった。 試験結果はNEJM誌ならびに2026年8月28~31日に開催されたESC 2026で発表された。
sham対照を設定しておらず非盲検であったため、 プラセボ効果や評価バイアスを否定できません。
【ESC】 心不全ガイドライン2026 「日本の推奨との差分は?」
左心疾患に伴う肺高血圧症は心不全の予後を悪化させる。 その機序には交感神経の過剰亢進が関与し、 肺血管抵抗の増加や右心機能障害を介して転帰に悪影響を与えると考えられてきた。
PADN-HF-PH試験は、 これまで臨床効果の検証が十分でなかった左心疾患に伴う肺高血圧症において、 肺動脈除神経術 (PADN)の有効性を検討することを目的とした。
左心疾患に伴う肺高血圧を有する心不全患者264例を対象に、 以下の2群に1:1で無作為に割り付けた。
主要評価項目は最終追跡時点までの臨床的悪化*とした。
追跡期間中央値は338日であった。
Kaplan-Meier法で推定した2年時の臨床的悪化発生率は、 PADN併用群で25.7%、 薬物療法単独群で51.5%であり、 PADN併用群で有意に低かった (HR 0.49、 95%CI 0.30–0.82、 p=0.006)。
穿刺部血腫はPADN併用群2例、 薬物治療単独群1例に認められ、 それ以外の手技合併症はなかった。 追跡期間中における有害事象の発現頻度は両群で同程度だった。
著者らは、 「左心疾患に伴う肺高血圧を有する心不全患者に対し、ガイドラインに基づく薬物療法へのPADN上乗せは臨床的悪化のイベントを低減させる」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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